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時空を越えて【犬夜叉】

第1章 運命の歯車は廻り始める




「て言うか、ねーちゃん、この人に犬のにーちゃん見られちゃってるけど大丈夫なの??」



くるり、そう視点を変えてこっちを見て来る弟さん。
あれ…弟さんにも犬夜叉が視えてる…??



「あぁ、まぁ色々あってね、この子には話す事にしたの。
今から家連れてくつもりだから」



『あ…どうも、こんにちは』



「これはこれはご丁寧に…こんにちは」



「て、てめぇら…のんきにしてねぇで…て、手伝えっ…」



「『あ…』」



とりあえず見つめられていたのでお辞儀をして挨拶をしたら、草太さんも返してくれた。
そして彼の存在を忘れてしまっていた。
彼はどうやらまだ彼女の力が効いているのか、地面にめり込んだまま動けないようで。



「はぁ〜…行くわよ、草太。
貴方もついて来てくれる?」



「え、うん」



『あ、はい』



まだ彼女は怒っているのか、草太さんと私に一言かけてスタスタと歩いて行ってしまった。
結構辛辣なんだな…そう思いながら後ろを振り返ると、なんだか彼が可哀想に思えてしまって。
ちょっと手を貸そう、そう思って彼に駆け寄る。



『あの…大丈夫ですか』



「こ、これが大丈夫そうに見えるかよ…」



『ですよね…どうすればいいか分からないけど、とりあえず手を引っ張ってみますね』




そう言って彼に触れた瞬間、何故か触れた所が光った。




『えっ…!?』



「な、なんだっ…!?」



「な、なに、どうしたの…!?」




先程先に行ってしまったと思っていた2人も突然強い光が発生したのに驚いたのかこちらを振り返っていた。
私もそして犬夜叉も驚いてその光っている部分を見つめていたが、次第に光は消えていった。
え、な、なんだったの、そう思ったが、とりあえず犬夜叉を…と彼を見ると先程まで地面にめり込んでいた顔が目の前にあった。




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