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イケメン戦国 《短編集》

第11章 「日向ぼっこ」猿飛佐助


越後にも春が来た。
まだ相変わらず寒い時期もあるが、
最近は暖かくなってきたと思う。

今日は佐助くんと一緒に買い出しに出たあと、
時間があったからか花畑に連れてきてもらった。

「うわぁ~!すごく広いね!」
「現代と違ってまだ自然が有り余るほどあるから、
俺もこんなにも広い花畑は初めて見た」
「佐助くんも?!」

佐助くんは私より四年前に戦国時代にタイムスリップしていたため、
私よりもよく見ていたものだと思っていたのだ。
なのに佐助くんから出た言葉に私は驚くしかなかった。

「あぁ。
四年間戦国時代にいたけど、
やっぱり忍びとしての任務が忙しくて、
こんなにまったり見たことないんだ。
まだ慣れない役目だったから。」
「なるほど……」

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