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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第10章 かくれんぼ


広間ではかくれんぼに参加する皆がなにやら盛り上がっている。

皆のいる輪に近付きどうしたの?と聞くと、短刀の皆が口を揃えて「負けた人は3日間おやつ抜きになる罰ゲームがあるんだ」と嬉しそうに言う。

短刀ちゃん達は楽勝だからいいかも知れないけど、私にとっては地獄だ…顔をひきつらせていると「その方が面白いかと思いましてな」と一期さん。

ロイヤルな微笑みで3日も無しだなんて、一期さんてば意外と鬼畜だったのですね…

光忠や歌仙が作るおやつが食べれないなんて、絶対嫌だから頑張らないと!


「あるじさんはとろいから鬼は無理だろうし、頑張って隠れてよねっ」

「やだぁ、乱ちゃん言っちゃいましたね?主こう見えても隠れるの上手なんだからっ」


といっても乱ちゃんの言う通り鬼は絶対無理なんだけど…只の人間の小娘が刀剣男士相手に鬼なんて出来る訳がないから!

そして乱ちゃんがルールを説明した。


「あるじさんは、3回中3回とも見つかったら罰ゲーム決定ね!一回でも逃げ切れたらOKだよ!他の皆は1回でも見つかったらダメだからね」

「でも鬼になった時に、一人でも見つけられたら罰ゲームはチャラになるぜ~!派手に決めるぜっ!」


一番最初の鬼の貞ちゃんがやけに意気込んでいる。貞ちゃんが鬼って早くも嫌な予感が…


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