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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第27章 反動


「好き…」

「…あぁ」


そう呟くと、短い返事と共にちゅ、と口付けが降ってきた。


「栓無い事を言ってすまなかった……もう寝るぞ」

「そんなことない…私こそ心配ばかりかけてごめんなさい……か、伽羅ちゃん…おやすみなさい」

「あぁ、おやすみ」


な、なんか慣れない呼び方で物凄く恥ずかしいけど、胸が一杯になった。

彼の癖なのか、大倶利伽羅さんは寝るときいつもくっついてくる。そして私もその温もりがとても心地よくて。

抱き竦められ頭をゆっくり撫でられていたら、ドキドキしながらもいつの間にか寝てしまっていた。

次の日、事情を知らない長谷部が中々起きてこない私を心配して様子を見にきた。体調を取り戻すかのように私はぐっすりと眠りこけていた。大倶利伽羅さんも看病疲れで熟睡していた。


「主?」

「主…?大丈夫ですか?」

「主?…ま、まさか…また倒れて」

「あああ、主、開けますよ?」

「いいですか?ああ開けますからね」

「し、失礼します…」

「…………………………は?」

「!?!?!?!?」

「………ッッッ!!!!」


 …

 …


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