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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第24章 万屋デート


今日は今週の近侍である貞ちゃんと一緒に、審神者会議の後に万屋に一緒に行く約束をした。

というのは、遂に私の自室の横にお風呂を増設することになったからだ!

いつも皆と同じ大浴場を使わせてもらっていたけど、刀剣が増えた事により中々好きな時間に入れない事が多くて、最近は深夜の入浴が増えていた。

それによって就寝時間が必然と遅くなり、疲れが取れない日が多々あり…増築を決めたのだ。

勿論専用のお風呂を増築した後も、たまに大浴場に入らせてもらうのは変わらない。

お風呂が完成するのはもう少し先の予定だけど、今日は万屋でお風呂グッズを色々と買い揃える予定なのだ!

ゲートに向かう途中で、貞ちゃんが部屋に忘れ物したぜ!と言うので、今は玄関で待っている最中だ。


「貞ちゃん遅いなぁ…会議に遅刻しちゃうよ…」


ポツリと呟くと、廊下の方からスタスタと足音が聞こえてきた。あ、やっと来たかなと思い足音のする方に視線を向けると、そこには大倶利伽羅さん。


「え…?」


大倶利伽羅さんは私の目の前に来て、ピタリと足を止めた。


「貞は来ない、代わりに俺が一緒に行く」

「へ?それって…貞ちゃん、どこか体調悪いとか、ですか?」

「違う、たまには外で…、デートしてこいと言われた…」


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