• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第23章 バレンタインデー


「大丈夫だよ、ちゃんと言葉にしてくれてるから。それに、私には勿体ないくらい凄く優しいの…」

光忠にそう伝えると、目を輝かせてとても喜んでいる。

「伽羅ちゃんはずっと一人でいたがってたから僕はずっと心配してたんだけど、主ちゃんと出会ってから段々と変わって…それが本当に嬉しいんだ。主ちゃんも、何か困ったことがあったら一人で抱え込まないで何でも相談してね」

「鶴丸にも何かあったら遠慮無く言えって言われたよ。二人とも優しいね、有り難う」

「鶴さんも?へえ!鶴さんいつも余計なこと言っては伽羅ちゃん怒らせて、僕達巻き添えくらってるんだけど、主ちゃんには良いこと言ってるんだね。安心したよ!」

「え?あんなに穏やかな大倶利伽羅さんが怒るの?」

「この間はぶちギレてたよ。まああれは怒っても仕方ないかな…主ちゃんも鶴さんに無理に付き合う必要ないからね」

「うん、ありがとう。でも私は大丈夫だよ」


大倶利伽羅さんでもキレたりするんだ。いつも何かあったとしても我関せずって感じで、泰然とした態度だからちょっとびっくり。

仕上げにバニラエッセンスとココアパウダーも入れ、生地を混ぜ、今度は棒状にしてラップでくるんだ。光忠とお話しながら作ってたらあっという間に生地作りは終わって、後は寝かすだけになった。


/ 1248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp