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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第1章 審神者になる


「刀に手を添えて、その手に集中してみて下さい」

「分かりました…や、やってみます」


言われた通りに、手を添え集中する。

その瞬間刀からパァ~っと光が放たれ一つの形になっていく。そして目の前に現れたそれは、桜を散らしながら


「山姥切国広だ。 …なんだその目は。写しだというのが気になると?」


と言ったのだった。

政府の人から大まかな事は聞いてはいたが、実際に刀から人が現れる信じがたい光景に私が固まっていると、こんのすけが「審神者様!何か言って下さい」と慌てている。


「ご、ごめんなさいっ!あんまり綺麗だから見とれてしまって…あ、あの、今日から審神者になり、この本丸を任されました。どうか私に力を貸して下さいませんか」

「綺麗とかいうな、写しの俺で残念と思っただろうが…宜しく頼む」


私の前に現れた初期刀の山姥切国広と名乗った刀の付喪神様は、金髪で瞳は青っぽくてとても綺麗だったが、白い布を被っており何故か非常に自信がないようで、ひねくれているようだった。


それから山姥切さんと一緒に、こんのすけから本丸の運営について一通り教わり、その後一振りで初出陣した山姥切さんは、重傷を負って帰還した。


「や、山姥切さんっ!!!」


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