第4章 初めての魔法
ー翌日ー
「これより序言葉を授ける」
「序言葉とは指導者から弟子に贈られる一番大切なものだ。決して忘れてはならない」
「わかりました」
「では始める」
すると私とローズの足元に紅く大きな魔方陣が現れた。
「汝フレア・レフィート、お前に序言葉を授ける」
魔方陣の紅が濃くなった。
「リ・ルージュ・ラ・セーニョ、これをお前の序言葉とし授ける」
その言葉がすんなりと私のなかにはいって溶ける。そんな感じがした。
「ありがとうございます。大切にいたします」
私が答え終わると魔方陣は消えいつもの風景に戻った。