第5章 下見
そして、すぐに下見の 前日になった。
エルヴィン曰く、3日間滞在するそうだ。
ここから島まで2日かかる。
だから兵舎には1週間ほど戻らない。
リヴァイも同じく1週間ほど戻らない。
今日は、運良く休日だ。私は明日に向けてゆっくり休む事にした。
「明日何持ってこっかな?替えの服とかどのくらいいるんだろう…団長は忙しいよね…兵長に聞こっかな…兵長の部屋教えて貰ったし」
私は兵長の部屋に行った。
コンコンっ「失礼します。おにょです。リヴァイ兵長は居ますか?」
「あぁいる。入れ。」
と、リヴァイの声が聞こえてきた。私は中に入る。
「どうした?明日を待ちきれないのか。」と聞かれた。
(わくわくしてますけど…その為に兵長の部屋には来ませんよ!)
「あ、いえ、明日の持ち物などについて聞きたいと思って…」
と聞いた。
「そういうことか…。まあ、俺も詳しいことはわからないが…
着替えと、財布と、必要な薬は持っていった方がいいな。着替えは3日くらいでいいだろう…。向こうに洗濯機などあると思うが…。だが、向こうの島がどれだけ発展しているかわからない…ここより衰えているかもしれない。荷物は少なめの方がいいかもしれない。治安が悪いと盗難にあう恐れもあるからな…。持ち物は必要だと思う物を持っていけ。」と、詳しく教えてくれた。
「確かに…ありがとうございます!!
あと、明日は馬に乗っていくんですか?」
「あぁ、言ってなかったな…明日は船で行くらしい。」
「…船?」私は聞いたことの無い単語だ。
「知らない奴は多いな。俺はエルヴィンから聞いた。壁の外に海があるらしい…その海をまたぐ時に使う俺達でいう馬のような存在だそうだ…。」
(へぇ…餌が必要なのかな?)
「そうなんですか…すごい、楽しみになってきました!ご飯などは持ってきます?」
「ご飯は要らんだろう…」
「あ、そうなんだ!」
「明日は朝の3時頃に出発するそうだ。だから今日は早く寝ろ。」
と、リヴァイが言う。
「え!早くないですか?」私は朝起きるのが苦手である。
すると、
「遅刻したらどうなると思う?」と、リヴァイに睨まれた。
(( ꒪⌓꒪)…怖いよぉ)
「はい…遅刻しないよう頑張ります…ありがとうございます。そろそろ明日の準備に取り掛かります。」
そう言って私はリヴァイの部屋を出た。