• テキストサイズ

ノリで雄英に受験したら受かっちゃった!??【MHA】

第5章 どうも






ガタッ


ギィー




住宅街には合わない古びた洋館の重い扉が開く





「ゴホゴホッ

相変わらずの埃まみれね」


大きなフードを被りながら入ってきた少女は手で舞っている埃を払う



「そうだろう?

誰かさんが掃除してくれないから余計埃が溜まってさ


ハウスダスト大変なのよ」



薄暗い室内の中


中央の大階段に寝転がる一人の男





「掃除くらい自分でしなよ

それか業者呼べ」


「え~

金無いか無理だよ~」


「オッサンが「え~」言うな

可愛くないから」


「いや、だから俺まだオッサンの歳じゃねぇって!


お兄さんだから!



そこんとこハッキリさせよう」


「お前がオッサンだろうがお兄さんだろうがどうでもいいんだよ!


さっさと用件言えや


その為に呼んだんだろ


わざわざ手の込んだ事しやがって…」



少女はポケットから1枚の紙を男に向かって投げた



ヒラリと落ちる紙




紙には"三角帽子"の絵が描いてあるだけ






「サプライズ感があって良かっただろ?」


「需要無いことするな」


「酷!

人の善意を無視するなんて」


「悪意の間違いだろ?


第一、お前に善意なんてあるわけねぇじゃん



"悪魔"のくせに…」


「まぁまぁいいじゃん


じゃあ仕事の話をしようか…」





その日、洋館から人が出てくることはなかった










/ 315ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp