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森の図書館

第2章 本の世界へ…


「それじゃあ、森の中に入るよ」
ミケランは私の前を歩き出した。
「…う、うん」
私は恐る恐るついて行く。
「別に怖がる事ニャいよ
森の図書館はみんなの憩いの場所ニャんだ」
ドナルドも後をついて来た。

私はあちこち見回しながら歩いた。
森の木々には大きな葉っぱがたくさん生えている。
その一枚一枚に文字のような模様が書かれている。
「これは何?」
ミケランに聞くと、「これがここの本だよ」と教えてくれた。
(確かに私じゃ読めない…)
「この木、一本が一冊の本ニャんだ」
と、ドナルドが付け加えた。

そんな本の木々を抜けると広場に出た。
真ん中に大きな切り株があった。
「ねぇ、ところでミケラン達は何で話せるの?」
私はミケランに聞いてみた。
「う~ん、なんでだろ?
ドナルド、知ってる?」
ミケランはドナルドに聞いた。
「知らニャいよ
マイケル、知ってる?」
ドナルドはいつの間にか後ろにいた犬に聞いた。
「知らないワン
ジュリア、知ってる?」
マイケルは更に後ろいるカラスに聞いた。
「あなた達、そんな事も知らないでここに来てるの?
ここは本の神様が作った図書館だから、ここでは全ての動物が同じ言葉を話すのよ
真紀ちゃんもここに慣れれば本も読めるわ」
ジュリアが教えてくれた。
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