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【金城剛士】あえてコトバにするなら【B-project】

第10章 絶頂エモーション.4


翌日、昼からマンションのカフェでTHRIVEの新曲会議の為、悠太と一緒に澄空さんと待ち合わせの約束をしているカフェに向かった。
剛士はギリギリまでスタジオ、健十は仕事の打ち合わせで部屋にいない。

「新曲、楽しみだねっ。」
「うん。アップテンポなカッコイイ曲だって聞いてるから、実際に歌うのが楽しみだな。」
「よ、お二人さん。」

悠太と話しながらカフェのテラスに来ると、もう既に健十が席に着いていた。

「健十、おはよ。今朝早かったみたいだね。」
「まあね。でも俺はスマートに起きたけどね。大人だから。」
「さっすがケンケンカッコウィー!!」

悠太がはしゃいでいると、だるそうに剛士がテラスに入ってきた。

「朝からうぜえ。」
「剛士、もう昼。」
「チッ……」

みんなが揃ったところで、何食べるー?とメニューを開いていると、澄空さんが小走りでやってきた。

「みなさん、お待たせして申し訳ありません!」
「大丈夫だよ。今来たところ。」

僕が微笑むと、走ってきて赤くなった頬を更に紅潮させた。

「は、はひっ。ありがとうございます…」
「つばさ、照れちゃって、かーわいい。な、漣。」
「うん。」
「も、もう!愛染さん!透さん!辞めてください!」

あわあわしていてかわいい。健十にからかわれるのもわかるなぁ。
そのとき、悠太がお腹を鳴らして机に倒れ込むパフォーマンスをした。

「ねえねえ、ご飯頼んでいいー?」
「どうぞ!!頼んでから始めましょうか。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

新曲について話を詰め、食後のコーヒーがやってきた頃、後ろから暉に抱き着かれた。

「おーっす!漣っち。」
「暉。お疲れ。」

健十と澄空さんがMooNsのみんなに笑顔で応える。

「MooNsみんな揃って、どうしたの?」
「今日はおやすみでしたよね!」

MooNsのみんなはテラス席に腰掛けた。

「昨日終わったら、テッペン超えててさぁ〜。まだ眠いよ。」
「俺は朝のジョギングから帰ったところ。」
「わ〜お疲れ〜。」

僕は首を傾げて2人に笑いかけた。
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