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妖精の夢~Another Story~【気象系BL】

第4章  The fairy talks about love


カズ「智……当たりです。

でも、私だけじゃないんですよ。

…今日はみんなと付き合てもらいますね。」



智「え……?みんなって……」



和也の言った意味が分からず、

智の頭は混乱する。


カズ以外の男たちは智の襟口を掴み

一気にシャツを引き千切った。

暗闇に布地の裂ける音が響き渡る。



智「何っ…!?」


突然のことに……

智は手足を動かし抵抗を見せる。


潤「ったく、大人しくしてろって言ったろ?」

もう人の男が智の手足を抑えた。

智「潤…!!」

智の首筋にうっすら血がに滲んでいた。

翔「お前っ…楽しむ前に傷つけんなよ」


潤「あ、悪ぃ」


正面にいた男は翔だった。

翔はうっすらと血の滲む智の首筋に舌を這わせた。


智「ひぅ…翔君……止めて……」

生暖かい感触に、全身に震え上がる。


翔「智君……いつも言ってるよね。

暗い夜道は危ないって……

闇夜に誰が潜んでるか解らないよって……

何回も忠告したのに、守らない君が悪いんだからね。

今日はみんなで、その躰に教えてあげるからね。」


翔の赤い炎を宿したような瞳で、

智の頭上から冷たい言葉を投げ掛けられた。

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