第2章 scene1:教室

僕の”合図”をきっかけに、ガバッと開いた僕の両膝を抱え、硬くなった先っぽで僕のお尻をツルンと撫でてから、ゆっくり腰を進めてくる。

｢あぁっ…、あっ…、あんっ…」

相葉さんの(サイズが)二割増し…ううん、三割増しになった中心が、メリメリと音を立てて僕の中に挿って来る。

慣れてるよ？
お仕事とは言え、これまで何度もセックスはして来てるし、人数だってきっと普通に比べたら多い方だと思う。

でもこの瞬間だけは、どんなに全身の力を抜いてても、やっぱり多少の痛みや圧迫感は感じてしまう。

まあ…、相手は”その道”のプロの男優さんだし、素人さんに比べたらよっぽど身体に感じる負担は少ないんだけどね？

それに僕、この瞬間が嫌いじゃない。

寧ろ…好き♡

勿論ね、お互い本気じゃないよ？

でもね、例えお芝居だったとしても、現実じゃなかったとしても、好きな人と一つになれるって思ったら、幸せ感じちゃうんだよね…

僕って、変なのかな？

｢凄いね、挿ったよ？」

えっ…？

あ、いけない…、僕ったらお仕事中なのにぼんやりするなんて…

ちゃんと集中しなきゃ…

｢全部…、挿った…の…？」

｢そうだよ？　分からないかい？」

相葉さんが僕の額に張り付いた前髪を指で掬い、そこに唇を押し当てる。

そして相葉さんの首に絡めた僕の腕を解き、僕の手を握ると、結合部へと僕の手を導く。

｢触ってごらん？」

言われるまま、僕は結合部を指で撫でる。

すると、ここぞとばかりにカメラを構えた監督さんが僕を跨いで、その部分にカメラを向ける。

って言うか監督さん…、もしかしてだけど、勃ってる？

ふふ、エッチなんだから(笑)

｢ね…、先…せ…、もっとお仕置き、して…？」

僕の中に相葉さんいるってだけで、感じちゃってる僕を、もっと…

｢お願い…」

水分量多めで、強請るように相葉さんを見上げる…けど、監督さんの背中が邪魔で、相葉さんの顔が見えない。

もお…、早くどいてよね？