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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第116章 ◇第百十五話◇初めてひとつになれた【女型の巨人編】


ビクン、ビクンと揺れながら、硬くなったそれを締め付けつつ、でも快感から逃げようとする私の腰をリヴァイ兵長が、自身に引き寄せる。
そして、イッたばかりの中にまだ刺激を与えようとしてくる。

「ゃ…っ、リヴァイ、兵長…っ。」
「ん…っ?」
「ダメっ、イッた、ばっかり、なのに…っ。」
「堪えろ…っ、すぐまた良くなるっ。」
「ゃあ…っ、ぁっ、ぁっ!また、イッちゃ…っ。」

言い切る前に、短時間で次の頂点を迎えさせられた私の身体は大きく跳ねた後、だらしなくベッドに投げ出される。
今度こそ本当に、私の中から羞恥心が消えて、快感の余韻の残る時間を息を整えながら咀嚼する。
そんな私の頬を愛おしく撫で、リヴァイ兵長が珍しく言ってくれる。

「、愛してる。」
「…っ、私も、愛してます…っ。」

すごく嬉しくて、なぜか、悲しくもないのに涙が溢れた。
リヴァイ兵長が私を抱きしめる。
さっきまで私を激しく抱いて、意地悪く攻めていた身体で、まるでガラス細工でも包むみたいにそっと、優しくー。

「なぁ。」
「何ですか?」
「お前が気絶するまで、抱けそう。」
「…っ、怖いこと言わないでくださいよっ。」
「いいよな?」
「ダメですよっ。」

まるで噛み合っていない会話の後、リヴァイ兵長は本当に、何度も何度も、私の身体が壊れそうになるまで抱き続けた。
吐き出された欲望は真っ白で、私だけを愛してくれているリヴァイ兵長の心が見えたみたいで幸せで、必死に応えた。
私はその日初めて、セックスをしたのだと知った。
リヴァイ兵長が教えてくれた、愛おしさと苦しさと気持ち良さがごちゃ混ぜになって、身体も混ざりあうみたいなこれこそが、人間が生まれたその時から続けている愛の時間なのだ、きっと。
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