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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第112章 ◇第百十一話◇2人だけの幸せな物語をこれからも【恋の行方編】


少し硬めのやつをわざと選ぶくらいの余裕はあった。ざまみろだ。
だって、リヴァイ兵長が飽きれたを通り越して、凄く面倒くさそうな顔をした。
ヒドイ。
でも、怒られたら怖いから、ベッドに飛び乗って、枕と膝を抱きしめて、顔を埋める。
私の宝物なのにー。
リヴァイ兵長からもらった最初のプレゼントなのにー。
調査兵団への入団が決まって、不安で怖くて仕方がないときに、リヴァイ兵長がくれたー。
このティーカップで紅茶を飲んで、不安も寂しさも飲み込んで、心も身体も温めてきたのにー。

「あー…と、私達は部屋に戻ろうかな…。」
「仕事も残ってますしね…。」
「え?ケーキ、食べないんですか?俺、楽しみにー。」
「さすがに空気読め、エレン。」
「、あんまりリヴァイ兵長を困らせちゃダメだよ。」

発端を作ったはずのハンジさんから順に、快気祝いにやって来てくれたみんなが、部屋に戻る準備を始める。
私は、クッションに顔を埋めて拗ねていたから知らなかったけれどー。

「リヴァイ兵長、俺は兵長の味方ですから。」

オルオがリヴァイ兵長の肩に手を乗せて、史上最悪に恐ろしい顔で睨まれたらしい。
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