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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第103章 ◇第百二話◇夜の逢瀬を【恋の行方編】


シャワーも浴びたし、お気に入りの部屋着のワンピースに変なところはないことを確認する。
一度深呼吸をしてから扉を開けば、会いたくて会いたくて仕方がなかったリヴァイ兵長がいた。
会議が終わった後に、一度部屋に戻ったのか、部屋着に着替えいた。
黒いシャツにグレーのパンツ姿も見慣れたけれど、何度見ても素敵だなと思う。
兵団服の時の凛々しさとは違って、男性らしさが出て色っぽくてー。

「こんばんは、会議、お疲れ様でした。」
「あぁ、待たせて悪かったな。」
「いえ、そんなことー。」
「見りゃわかる。会いたくて堪らなかったって顔をしてる。」
「えっ!うそっ!?」
「冗談だ。
 -本当だったみてぇだがな。」

からかうように言いながら、リヴァイ兵長は部屋の中に入ってくる。
少し前に、エルヴィン団長は、私がリヴァイ兵長を掌の上で転がしているとかわけのわからないことを言っていたけれど、どう考えても逆だ。
今だって、我が物顔でソファに座って、早くこっちにこいと手招きしているリヴァイ兵長が、いつだって私たちの関係をリードしているのに。

「シャワー浴びたのか。」

隣に座った私を早速抱きしめたリヴァイ兵長は、長い髪を指に絡めては、サラサラと流して遊びだした。

「どうしてわかったんですか。」
「石鹸の匂いがする。」
「あぁ、そっか。」

くすぐったくて、悪戯な指をつかまえると、邪魔をしたお仕置きだとばかりに唇を塞がれる。
さっき髪を絡めていた指が、私の指を追いかけるように絡みつく。
私もそれに応えていくうちに、触れるだけだったキスは次第に深くなっていった。
指を絡ませたまま、反対の手で私の腰を抱き寄せたリヴァイ兵長の舌が咥内に入ってきて、思わず肩を揺らす。
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