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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第62章 ◇第六十一話◇閉じるしかなった心の扉【恋の行方編】


「おぉ、アニじゃねぇか。久しぶりだな。」
「今日はどうしたの?」

私と一緒にいるアニに気づいたライナーとベルトルトがやってきた。
客人用の部屋なんてめったに使われることがないから、あまり人が来ないのに、今日はどうしたのだろう。

「に会いに来ただけ。
 アンタ達も相変わらず2人でつるんでるんだね。」
「まぁな。」
「元気そうでよかったよ。」

アニがライナーとベルトルトと話し出すと、ジャンは私に声をかけた理由を話し出した。

「壁外任務に出ることになったんすよね?
 しかもかなり危険なやつ…。」
「うん、そうなの。まだ出発までには時間があるから
 それまでに生きて帰ってこられるように訓練頑張らなくちゃね。」
「それでなんすけどー。」

ジャンからの嬉しい提案を受けた後、アニもライナーとベルトルトと話が終わったようで、彼らと別れると、私達はまた客人用の部屋へと向かった。
部屋に到着すると、すぐに帰ろうとする私をアニが引き留めた。
明日は、早朝の馬車に乗ってストヘス区へ帰る予定のアニはもう寝るのだろうと思っていたのだが、まだ時間があるから少し話をしようと珍しく誘ってきた。
やっぱり、今日のアニはおかしい。
でも、誰かと一緒にいた方が気がまぎれるのは事実で、私は喜んでその提案に乗った。
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