• テキストサイズ

【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第40章 ◇第三十九話◇会いたい…【調査兵団入団編】


「うまいな。」

不意に、リヴァイが口を開いた。
包帯を巻かれた自分の右手を開いたり、閉じたりしている。
あまり動かすなと慌てる医療班の兵士に、リヴァイは優しく言った。

「これからも、傷だらけのおれ達をよろしく頼む。
 お前らがいるから、おれ達は自由に飛べる。頼りにしている。」
「…っ!はい、もちろんです…っ。
 任せてください。」

医療班の兵士は、涙を流すまいと唇を噛み、頭を下げた。

(動かしたら痛いくせに。)

リヴァイを見下ろし、そう思ったけれど、苦笑をにじませたハンジがそれを指摘することはなかった。
/ 1058ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp