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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第21章 ◇第二十話◇誤解を解く【調査兵団入団編】


彼女達が去ってしまってから、ハンジは帰還してから聞こうと思っていたとても大事なことを訊ねた。

「いつからリヴァイとはその…恋人になったんだい?」
「え、ハンジさんも知ってたんですか?」
「昨日、見てしまったと言っただろう?」
「そうでした?それは、私とリヴァイ兵長を見たんでしょう?」
「だから、君とリヴァイは恋人同士なんだろう?」
「…へ?え?エーーーーー!?!?!?」

その後、腰を抜かすほど驚いたに、毎晩のように付き合わされているのは、逢瀬でもなんでもなく、リヴァイがサボって溜めまくった書類仕事だと必死に説明された。
旧調査兵団本部に行く前にどうしても終わらせておかないといけない書類が多すぎた昨晩は、仕事の合間に談話室に来て紅茶を飲んで休憩をしていただけだったらしい。
その後、明け方近くにやっと書類仕事が終わって、今日は寝不足状態で壁外任務に出て申し訳なかったとに謝られた。
だが、謝るべきはリヴァイだ。
今度会ったら、土下座でもさせようか。
いや、少しでいいから謝ってくれたらいい。とりあえず、文句は言っておこう。
他の兵士達から悪口を言われていることをリヴァイにだけは話していたのも、自分は今は悩みで忙しくて書類仕事をしている暇がないのだと突き放したときに、たまたまリヴァイが知ることになっただけらしい。
そして、どうしても書類仕事をにやらせたいリヴァイが、仕事を手伝ってもらう代わりに相談に乗ってやるということになったらしいが、あまりにも適当なアドバイスしかくれず、むしろ他の兵士達との関係は悪化するばかりでどうしようもないときに、今回の壁外任務を任されることになった。
そしてそこで、少しだけでも彼女達との壁が壊れるきっかけになったかもしれないのなら、命を懸けてよかった、と感謝の言葉までもらった。

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