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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第21章 ◇第二十話◇誤解を解く【調査兵団入団編】


その日の夜、ハンジはの部屋へ向かっていた。
廊下をすれ違う兵士達は、分隊長の姿を見つけると綺麗な敬礼やお辞儀で挨拶をしていく。
この中の一体何人が、に対して悪い感情を抱いているのだろう。
とても良いこ達だから仲良くしてほしいのに―。

『はハンジ分隊長やミケ分隊長達のお気に入りだって言いがかりを受けてたんです。』

確かに、は異例の新兵として調査兵団の中では浮いていたし、あまり良い噂が流れていないことは知っていた。
つい最近まで普通の女性として、お洒落をしたりショッピングを楽しむというような生活していたは、調査兵の女性達とは違う雰囲気を持っているのはハンジ自身も感じていることだ。
それに対して、ハンジが何か思うことはなくとも、そうではない兵士が出るのも仕方ないことだとも思う。
何かフォローした方がいいのかもと考えなかったわけではないが、本人はあまり気にしていないようだったし、わざわざ大事にするようなことでもないのだろう、と楽観視していた。
だが、あの後、ペトラから聞いた話は、想像していた以上だった。
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