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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第166章 ◇第百六十五話◇変わらない想い【運命の決戦編】


漸くたどり着いたそこで、リヴァイは持ってきた花束を墓石に立てかけた。
彼女がどんな花が好きなのかなんて知らないから、婚約パーティーの時に嬉しそうに抱えていたブーケに似た花をいつも選んでしまう。
まぁ、きっと、のことだから、そんなものいらないから一緒に紅茶を飲みたいなんて言ってるんだろう。

“・アッカーマン ここに眠る”

墓石に刻まれた愛しい人の名前を、リヴァイの細い指がそっと撫でる。
2人で書いた婚姻届は出すことは叶わなかった。
だから、戸籍上はの名字は元のままで、2人は夫婦ではない。
でも、の両親が、せめて墓石の名前だけでも夫婦としてやりたいとリヴァイにお願いしてきたのだ。
それはリヴァイにとっても嬉しい願いだった。
きっと、も喜んでくれたと信じている。
本当は、喜んだの顔を見れたらもっと良かったのだろうけれどー。
リヴァイは、の両親と一緒に手を合わせて、のことを想う。
あれからもずっと、相変わらずずっと、想ってることを伝えたくてー。
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