第1章 an encounterー出会いー
地下街…。
そこは、ゴロツキ共が集まった場所で、暴力や人身売買が多発している
子供が狙われやすく、ラルの母もそこを警戒していた
「ラル。絶対よ。」
念には念を。ラルの母は、絶対よ。と、言ってラルに注意する
「分かってるってば!!じゃぁ行ってくるね!」
そう言って、元気に飛び出したラル。
「本当に分かってるのかしら?」
そんな不安を抱きつつ、ラルの母は洗濯に取り掛かった
「じゃーねー!!」
その後、友達とタップリ遊んだラルは陽が暮れる前に友達と別れ、家に帰る
タッタッタッと、リズミカルな足取りで家に帰っている途中
グゥ~
「お腹…空いた…。」