第4章 a companion -仲間-
━━ラル、生きて
━━この鍵を肌身離さず持っていなさい
お母さんの声……
お母さん、私強くなるからね・・・
「、ん……ここは……」
しばらくしてラルは目を覚ました。どうやら寝ていたようだ
「あ、そっか。」
船から下りたらみんなここに連れてこられたんだっけ……?
そしてラルは立ち上がり外に出ることにした
ザワザワザワ
外では、避難してきた人が食料を貰うために1列に並んでいる
パンが配られているのを見てラルのお腹はキュルルルと音を立てた
「昨夜からなにも食べてないっけ……?」
そんなことを思っているラルの近くでは、食料を巡って喧嘩をしているオッサンたちがいる。
「船で来た人たちはみんなここに集められてる」
「・・・・」
すると、船の中で駆逐してやると言った少年と黒髪の少女がいた
「あ、昨日の……」
と、思い出していたとき、パンをいっぱい抱えた金髪の少年が2人のもとに走ってきた
「エレン!ミカサ!」
2人の名前を呼ぶと、その少年はパンを2人にわけていた
そして、キョロキョロと辺りを見回して、バチッと私と目が会ったかと思うと、こっちに走ってきた
つられるように、2人も一緒に私のもとに来た。