♡Happy Birthday dear Erwin ♡
第1章 Happy Birthday dear Erwin
「……体型、恥じらう必要は全くないからな。俺がこの世界でたった一人、一番に愛している女性がであることには変わりないんだから」
「……嬉しい、」
「可愛いな。なんだか少し泣き虫になったか?」
涙を流すの額にキスをするエルヴィン。
エルヴィンがそうやって甘やかすからだよ。
は心の中で言ってエルヴィンと唇を重ね、再び彼に身体を委ねた。
──翌日。
「パパ!お誕生日おめでとう!」
「ありがとう」
プレゼント、ケーキに、エルヴィンの大好物。
そして、互いにノンアルコールで乾杯する。
まだ幼い我が子とは、ミルクで乾杯を。
「エルヴィンまでノンアルにしなくても良かったのに」
「……ん、が飲めないのに、俺が一人で飲む意味はない。もう暫くは一人で酒は飲みたくないしな」
困った様に笑うエルヴィンに「そっか……」と笑うと、突然エルヴィンが「……そして、懺悔があるから聞いて欲しい」と言ってきた。
「……まさか、」
不倫、の二文字が頭をよぎり、傷付く。
「……ああ、そうだ」
「っ……そん、な……ひどい、私信じて、たのに……」
涙が溢れ、声を出して泣き始めると、エルヴィンが焦って「何か勘違いしていないか?」と言ってきて、涙はそのままにエルヴィンを見た。
「……あちらでの生活で、とチビに会えないストレスで暴飲暴食していたせいで明らかに太ったんだよ」
「ど、どこが」
「ほら」
エルヴィンが差し出したスマートフォン。
鏡の前で腹を出して自撮りするエルヴィンの腹は、腹筋の凹凸もほとんどなく、全体的にもっちりとした印象がある。