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[おそ松さん]次男松の小さな恋人(カラ松)

第2章 消えた恋人


そんなある日。

「お前ら、行くぜ?」

「「おう!」」

「えー。動くの面倒なんだけど」

「あとでいくらでも、猫と遊ばせてやるから!」

「んーー。しょうがないなぁ」

「何を遊んでやがんだ!」

相手がマシンガンをぶっぱなしてきた。

「ほいっと!」

十四松が塀の上からその男に飛びかかる。

「うわっ!」

トド松は別の相手に、毒を塗った針を刺す。

「即効性だからね。見た目で判断すると、こういう目にあうんだよ」

「おらぁっ!!」

武器を取られて丸腰になった相手が、蹴りを仕掛けた。

「ふっ。遅くてあくびが出るぜ!」

カラ松が素早い蹴りを相手にクリーンヒットさせる。

「がはぁっ!!」

「肉弾戦で、俺に勝てると思うなよ?」

「くそっ!やる気ないんじゃないのかよ!」

「ないよ。けど、殺すのは好き。ヒヒッ、ヒヒヒヒ!」

「ひぃい!!」

「ひゃはははは!!」

一松のマシンガンが火を吹いた。

チョロ松は相手の足を銃で撃ち、倒れたところをつかまえた。

「さて。何が目的なのか、吐いてもらおうか」

「へっ。言うかよ」

「そんな態度、取るんだ」

撃った場所を踏みつける。

「ぎゃああああ!」

「言わないと、もう片方の足も、動かなくするけど?」

「くっくっくっく」

「何がおかしい?!」

「今頃は別動隊が、お前らが懇意にしてる施設を、襲撃してるだろうぜ」

チョロ松は血の気が引くのを感じた。

「施設ってまさか…!あの子たちには、何の罪もないだろ!!」

「アジトよりそっちのが、お前らの戦意を削げるだろ」

「おそ松兄さん!!」

「どうした?」

「こいつらの狙いは、孤児院だ!!」

「何っ?!」

「○○が…!!」

「おらおら、お前らの相手は、まだいるぞ!」

「ちっ!!どけぇっ!!」

どうりで雑魚ばかりだと思ったおそ松は、兄弟たちに命令する。

「早いとこ、片付けろ!」

「分かった!!」

わらわらと群がる雑魚を始末して、施設へと急ぐ。

だがそこはすでに、火の海だった。

「ひでぇことしやがる…!!」

そこへ施設にいた男の子が来た。

「おそ松!!」

「お!お前、無事だったか!」

「院長先生は、死んだ!他のみんなも、火に巻かれて…!でも、○○がまだ見つからないんだ……!!」

「何だって?!」

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