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蝶と蜘蛛

第53章 合宿4日目!


朝から降り続いていた雨が止みサーキットに夕日が差し込む。
先ほどまで落ちていた小野田くんの周回ペースが格段に上がり、絶望的だと思われた1000km走破に希望が見えてきた。

『純太、どこ行ってたの?』
「あぁ、ちょっとな」

純太はどこかから帰ってくると何だか楽しげな顔をしてコースを見つめる。

「小野田のペースが上がったっショ」
『たぶん、純太が何かしてくれたんだと思います』

裕介さんの表情は先ほどより少し明るくなっているように見える。
小野田くんが走破すれば、インターハイメンバーに選ばれる可能性が出てくる。
すなわち、クライマーが2人になるということだ。
そうなれば裕介さんは尽八との勝負に出られる。

『裕介さん、小野田くんにドリンク手渡してあげたらどうですか?』

裕介さんはフッと笑うとドリンクを片手にコースへと近づいた。
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