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物語にさえなれないモノたち

第1章 物語にさえなれないモノたち


きっと貴方はやって来る。
愛車の単車に乗って、雨風切って。
空を翔る稲妻より速く、レッドライトの線を引いて。
コンディションの悪い路を選んでしまわぬよう。ここから信じもしない神様に祈ってる。
不運など起きないで、無事にここまでやって来て。
僕の体が冷めきる前に、温まったタオルを渡せるように。

"コン・コン・コン"

死んでしまいたくなる悪夢を貴方の嵐で吹き飛ばして。


『嵐の夜』
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