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日常―私たちの普通じゃない少しおかしな思い出話―

第12章 エピローグ(?)  夢から覚めて…


 えまってやば。もう七時じゃん。学校行かんと。

 慌てて飛び起きた私は急いで支度をする。

 まあ、急がなくても遅刻はしないけどね。なにせ私の家、学校から歩いて十分圏内のところだし。それに八時十分までに出れば間に合うし。


 でもりいちゃんが…今年から同じクラスになったりいちゃんが最近早く出ているもんでね。同じくらいの時間に出ようと思ったのだよ。



 ほら、目の前にいた。
 「りいちゃんヤッホー」
 「あ、おはよー莉愛ちゃん」
 こうして私たちは歩き出す。






 「ねぇ理科のワーク持ってない?」
 私たちが…私とりいちゃんが登校し、黒板に落書きをして消したころにやってくるのが如月。隣のクラスだけどいつもこんな感じで遊びに来る。
 「あゴメン今日理科ないわ」
 「は?ふざけんな」
 「扱い酷くね?ってかゴリラに言えよ」

 今年も担任はゴリラで、

 相変わらずといっていいほど私はいじられキャラで

 扱いがひどい。




 でもまあ、これはこれで楽しいからいいかなって思ってる。あ、ドMではないからな。


 休み時間、りいちゃんがおかしな夢の話を始める。なんか学校に鬼がやってきてクラスメートを喰ったとか。ぼんやりと聞いていて思ったのは、夢の中でも扱いがひどいこと。そして…
 「あれ…?(夢、見ていたような気がするけどな…)」
 「どしたの莉愛ちゃん?」
 「いやなんでもない(ま、いっか)」








 いつもの放課後。いつもの毎日。小学校の頃も楽しかったけど、ここまで仲いい友達ができたのも、ここまで楽しい(?)日々を過ごせていると感じれているのも、中学入ってからだと思う。…何言ってるか分かんないね。


 つまり?私は今の友達…たった二人しかいないけど最高の友達と出会えてよかったな!ってこと…だと思う。


 この物語はここまで。でも、私の人生が続く限り、この話は続く。


[おわり]
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