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【オビ】追い続ける【赤髪の白雪姫】

第5章 ラクスド








白雪の薬剤師試験も無事終わり



暫くして白雪は城の中の宿舎へ移ってきた





結局、薬剤師試験の時は
2日にかけての試験のせいで

白雪の顔を見る事は出来なかったけど



白雪の引越しを手伝う際に
沢山試験の話や街の話をしてくれた


目をキラキラさせて話す白雪は
これからの仕事に心の底から喜んでいるようだった



薬剤師試験の日

白雪と一緒に薬草園に閉じ込められたゼンは
執務室に帰ってからミツヒデに呆れ顔をされていたが



まあ何はともあれ白雪が無事
宮廷付き薬剤師見習いになれたのだから


本当に良かったと思う





「これでやっとさやに並べたね」




そう言って笑った白雪の顔は


とても輝いていて


私も負けていられないなと気合いを新たに
始まる物語に備えて準備を進めた














「さや悪いな。」


『そう思ってるならご褒美期待してるから』




晴れ渡る空

早朝だからか、鳥たちが多く飛び立っている気がする


流れる雲も淀みなく
視察に行くには絶好の天気だ



さやは、はあと大きなため息をついて
自分の馬の手網を握りしめた




「あははー
そんなに嫌な顔しなくてもいいじゃないですかさや嬢」



『だってオビ…走っていくんでしょ?

私貴方に付き合って
森の中を馬で走んなきゃいけないんだよ…』




軽装で荷物という荷物も持たず
けらけらと笑って準備運動するオビにさやはため息をまた1つついた

見送りの為詩人の門に顔を出した
ゼン、ミツヒデ、木々も気の毒そうにさやを見つめる




今日はラクスドへの視察の日



やはりラクスドからの定期連絡は来ず
こちらから使者を1名送ったものの

その使者すら帰ってこなかった為


これからラクスドの砦へゼン達と向かうのだが







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