第1章 白昼夢
「欲しいもの…言ってごらん?」
「んぐぅ…っ、あ…」
「上手く言えたらご褒美をあげよう」
自身を俺の後孔に押し当て、ひどく愉しそうに笑みを零し隊長は俺のねだる姿を待つ。
俺にはこの人にすがるしか、解放される術はなかった…脳ミソまで浸食されそうな、この白昼夢から。
「…藍染隊長の…おっきいの、欲し…いっ…はや、く…!」
それを聞いて満足そうな表情を浮かべた藍染隊長は、ようやく自身を俺のナカに突き入れ、激しく動き始めた。
普段穏やかな隊長の乱れた息づかいが、俺の頭から離れなかった。
自室に戻った俺はいつの間にか眠ってしまったらしく、目覚めると外は暗くなっていた。
腰、痛ぇ……悪化しちまった…
ゆっくりした動作で窓を開けて欠けた月を眺める。あれは夢だ、と自分に言い聞かせ、痛みに気付かないフリをして。
月の光でも浴びれば、少しはキレーになれるとでも思ってんのか?俺…
「……馬鹿だよな…」
終