第49章 束縛【ロー】

ロー
「何処行ってた」

「ペンギンの部屋。次の島まであと少しだから、買い物するもの決めちゃおうって話してたの
あ、お酒いる？医療に必要なものとかもあれば買ってくるよ」

ロー
「俺を通せ」

「んぇ？」


最近のはペンギンやシャチを頼る
俺にはなしてこねぇ


ロー
「俺を通して話せ」

「なんで？同じ船なんだから……」

ロー
「ダメだ、俺を通せ
あと、買い物の時は俺を連れて行け
ベポやシャチ、ペンギンでもなく俺だ。絶対に俺だ
それと、他人と喋るなよ
お前はよく声をかけられるからな、無視しろ」


そこまで言うと、が慌てて挟んできた


「ローどうしちゃったわけ？確かに話しかけられるけど、それでも出来る限り避けてるよ？
あとやっぱりペンギン達はローを通さなくてもいいじゃない
自分から伝書鳩になるつもり？」

ロー
「俺はお前がいつ襲われるか心配で夜も寝れねぇ」

「んなっ、信頼ないなぁ」

ロー
「これでも我慢してやってるぞ」



そう、これでも我慢してる






本当は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿