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【R18】初恋を君に

第1章 出会い


「おはよー。」

「おはよう。」

学校に着くと生徒が挨拶をし合う。

「おはようございます。」

校門に立つ先生に挨拶を返し足早に教室に向かう。
教室には既に多くの生徒がいる。

騒がしい中、自分の席に着き音楽を聴きながら机に突っ伏す。
つまんないな。

友達と言える人はいないし。
正直学校に来ている意味も分からない。
ただ、授業料を払う親の姿を見ると休まずにはいられない。

ヴー

携帯が机の上で鳴る。
メールだ。

『綾斗くん。今日、会える?』

・・・。

『うん。いつもの場所ね。』

前回会ったのは一週間前かな。

「ホームルーム始めますよ。」

担任が教室に入ってくる。
イヤホンを外し、携帯をポケットにしまう。

まだ、今朝見た彼の顔が脳裏に浮かぶ。
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