第3章 運命なんて、選んだ選択肢のひとつの結果でしかない
『運命なんて、選んだ選択肢のひとつの結果でしかない』
どう転ぶかなんてわからない。
一寸先は闇。
そんな不安定なものに人生捧げるなんて出来るわけない。
たまたま選んだ道で、たまたま出会っただけの人。
その道を選ばなければ出会わなかった人。
あの公園に、寄らなければ。
この大学に、入らなければ。
出逢うことのなかった、人。
だけど。
幾通りもある選択肢の中選んだ選択肢。
そんな奇跡みたいな偶然で出逢えた大好きな相手。
そんな偶然が続いたなら。
きっとそれは運命。
『運命なんて、選んだ選択肢のひとつの結果でしかない』
選んだその結果が、運命なんだよ。
あなたに出逢えた。
それだけで。
奇跡みたいな偶然に、感謝したくなっちゃうくらいには。
あなたに恋してる。
【完】