「新テニ×マヨイガ」理想のペア、マイマイと納鳴村脱出!!
第1章 理想のペア、マイマイと納鳴村脱出!!
「そっかあ、そうだな」
丸井たちがそう話し合っていた頃、マイマイは木手の読み通り、自分の家の前に帰ることが出来ていました。
「丸井くん、木手くん、大丈夫かな。いえ、あの子たちなら大丈夫ね。意志がしっかりしているように見えたから、絶対に帰れてる!」
と、マイマイは丸井と木手が元の場所へ帰れていることを信じ、自宅に戻らず、新しい情報を探しに公共施設へ向かったのでした。
マイマイの信じた通り、合宿所に戻れていた丸井と木手は保健室でメンタルコーチの齋藤至に改めてよく手当てされていました。
「……遠野くんの猛攻はいかがなものかもしれませんが、君島くんの上手い話に2人とも乗ってしまったところが反省の一つでしょう。もう一つの反省は、あなた方の信頼関係が築き上げられなかったところでしょう。そして、さらにもう一つ……」
丸井と木手はこう、長々と齋藤コーチから今後の指導を受けていたのでした。
(いつまでこの指導、続くのでしょう……)
(な、長え……)
と、理想のペアは齋藤コーチの指導が終わるまで辛抱して聞いていました。
~終わり~