第44章 開幕

「馬鹿いえ…ちょうどいいタイミングだよい」

オーズが起きたことにより、もう一隻隠していたパドルシップで家族達もやってきた。

「自分の傷は治せねぇんだからよい、無理すんなよい」
『もうちょっとだよ！』
「「エースを救えェ！！海軍本部を攻め落とせェ！！」」
「親父！！」
「白ひげ！！」
「まだ首はあるかエース！！」

オーズはやはり海軍の砲撃の的になっていた。親父様が能力で散っていた海兵を掃討する。

「野郎共ォォ！エースを救い出し！！海軍を滅ぼせェ！！」
「「「「おォォォォ！！！」」」」
「親父の直線上には入んない！」
『わかってる！！！！』

私は先は進んだ。青キジが親父様を攻撃していたがジョズが代わりルフィは海軍中将、大将に阻まれていた。

「お前は行け！！」
『サッチ、ルフィは頼んだ…水柱ッ！！』
「俺もいくよい…！！」

マルコと2人処刑台に飛び上がった瞬間。

「ぬぅい！！」
『ガハッ！！おじいちゃん！』
「ッ…！！」
「ここを通りたきゃぁ…わしを殺していけい！！ガキども！！」
「英雄ガープが、守りに加わったぞ！！」
「名前に踊らされるなアホンダラァ！！ただの老兵だ！！」
「貴様その世代なら目の前の敵に気ぃつけい！！」

赤犬が親父様に攻撃を仕掛けていた。

「いちいち街を壊しやがって…」
「守ってみろと言っただろう」

『ったく邪魔…！！！』
「くらえ！！」
「道をつくれ！！！」
「エース救出の道を！！」

爆発音、金属音、倒れていく者のを叫び。

『エースッ…！！』



ーアン…最近エースは荒れてるらしいな
ーそうだね
ージジイ…俺たちは生まれてきても良かったのかな
ーそりゃ…生きてみりゃわかる。

「俺は…腐ってる…」

「エースさん、待っとれよ！！」
「もう一歩だ！」
「今いくぞォォ！」
『エースッ！！』
「必ず助けるぞー！！」
「諦めんじゃねぇ！！」

「くそ…俺は歪んでる！！こんな時に…親父が…弟や妹が…仲間達が…！！血を流して倒れていくのに…！！俺は嬉しくて…涙が止まらねぇ…ッぐ…今になって…ッ命が惜しい！」




親父様が少しくらりとした。病は治った…、なのに

『血を流しすぎたかッ！』

私は急いで戻り、赤犬の前に立った。

『水龍の舞！！』

体を海水の龍に変化させて、赤犬を弾き飛ばした。

「グアッ…！！！」