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千年越しの恋情記 【鬼滅の刃】

第21章 忙しない呼吸




あれからすぐに鎹鴉に鬼舞辻のことを書いて鬼殺隊へ伝達した

私にとっては長い時間のように感じたが、実際私と鬼舞辻が相対していたのは数十分程度の時間だったらしい


日が落ちてすぐに産屋敷家へ召集を受けたので、速やかに行動に移す



鬼殺隊はかなりの大慌てで急遽柱合会議が決定され、いつもは呼ばれたり呼ばれなかったりの私も必ず出席するように。とのことで参加することになった

そのため場所は産屋敷の大広間にて行われることになったのだけど…



「奴の特徴はどうだった!?」

「強さは!?攻撃の手法は!?」

「何か重要な事は言っていたか!?」



…そりゃあまぁ…質問攻めにされるのは分かっていたけど

実際にされるとこうも圧倒されるとは…と思いたじろぐ



「まぁまぁみんな落ち着いて。それでは話せるものも話せなくなってしまうよ」



先ほどまで騒がしさ極まりない室内も、そのお館様の一言で一瞬で静まり返る

…で、次は私の番と言わんばかりにこっちをみてニコニコと微笑んでくるので、私まで背筋が伸びてしまう



「…えっと…まず鬼舞辻に遭遇したというのは事実です。手法の方は…」



淡々とありのまま起こった出来事を話す

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