第2章 再会…*
あれっ…あの表情どこかで……
でも思い出せなかった
とりあえず私は仕事に戻ろうとした
しかし神威は部屋を出ることを拒んだ
「君はご主人様と呼んでるやつを本当に慕っているの?あのおっさんのことも記憶にないのかな?」
『なにを言ってるかわかりません。私を拾ってくれた恩人ですから慕うに決まってるじゃないですか、ご主人様のお客様だとしても悪く言うなら許しませんよ…』
その瞬間私の両手を持ち壁に押し付けられた
「…っ…どう許さないの?ハハッ君ってやっぱり面白いね♪そういう気の強いとこは変わらないや」
そういうと部屋を出ていった
いきなりキスされた…この感触懐かしいきが…
あまり考えると頭が混乱するので考えるのをやめた
仕事しよ…
なんとなくで社長室の前に足を運んでしまった
あっ扉が少し開いている…
神威の言葉がきになり覗いてしまった
黒いスーツをきたお客様が何人かいる。その近くに神威と金髪のおじさんがいた
私は目を疑った…
シルバーのスーツケースの中には大量の麻薬が入っていた…密売…
かなりの大金をご主人様が受け取っていた
「あとあの拾った小娘を吉原に売ってきてくれ。あれはいい値がつくぞ」
頭が真っ白になった
私を売るために…拾った…
部屋から人が出て来そうになり急いでその場から離れた
私は会議室へととっさに逃げ込んだ
机の下に隠れる
体が震える…あれ…こんなの前にも
「やぁ、かくれんぼでもしてるの?楽しそう♪」
『Σ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
目の前に神威がいた
いつのまに…
状況を知ってるくせになんだか楽しんでいるようにみえた