• テキストサイズ

【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第6章 知ってましたよ、そんなこと


「お茶で良いですか?」
「うん、良いよ。ありがとう」


1回来たことあるけど、赤葦の部屋はやっぱり綺麗に片付けられている。


「ん?何これ……」


机の上に雑に放り投げられた雑誌。
片付けられた部屋には不自然なぐらい適当に置かれているのが気になった。


「あぁ、それ。
この前黒尾さんに押し付けられたんです。
俺には必要ない物なんで欲しければどうぞ」


裏向きに置かれていた雑誌。
表紙を見て、絶句した。


「い、要りませんっ」


巨乳の女の人が、あられもない姿で写っていた。


「俺も要らないんで木兎さんにでもあげてください」
「嫌よ!あげるなら赤葦からあげてよ。
襲われちゃうでしょ!」
「襲わせません。
誰が2人きりで会わせるって言いました?」
「え?」
「木兎さんと2人きり禁止ですよ。
勉強教える場でも、俺を呼んでください。
他の男とも2人きりはダメですよ、デートなんてもっとダメ。
口煩いですか?
でも俺、嫉妬深いんで」


真っ直ぐ私を見る目は鋭い。


「夏美さんはされて嫌なことありますか?
どんなことでも言ってください。
引きませんから」
「……女の子と楽しそうにしてると、ちょっと複雑……カモ」
「分かりました。
俺はあなただけの物なのでよそ見なんてしませんけどね。
好きですよ」
「私も、すき」


どちらともなく重なった唇。
柔らかくて、甘い。
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp