第4章 四葉環夢(クラスメイト)2
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仕事をおえ、急いで帰ってきて、寮の玄関をあける。
すると、入ってすぐみっきーに話かけられた。
「お帰りー、環」
「ただいま…どしたの、みっきー?なんかニヤニヤしてる」
「しし、今、一織の部屋にクラスメイトの女の子きてんの、見えちゃた。もしかして、彼女かな?環、知ってる?」
「………え?」
夢のことだと、思った。
どろどろと、嫌な感情が、急に、溢れ出てくる。
「ん?どした環?」
俺は、つかつかと、いおりんの部屋に向かった。
勢い良くドアをあけたら、二人がびっくりしてこちらをみる。
「…あ、お帰り、環くん」
「ああ、四葉さん」
仲良そうで、イチャイチャしてるように、俺にはみえた。
無言で、彼女の手をグイッと引いて、自分の部屋に連れていく。
自分でも驚くほど、イライラして、むしゃくしゃする。