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愛玩彼女

第7章 崩れた関係性


選ばせてあげるから。


なんて。
とびきりの笑顔向けられたってあたしには、ただの死刑宣告でしかないのに。


「…―こっち?」

「ひっ、ああっ」


しゃがみこんだままに、胸の突起へと宛がわれた先ほどの玩具。
弄ぶように動かす斗真の腕を掴んで。
首を左右へと、振った。


「決まりだな」

「チビたち見てくるから、ごゆっくりー」

「おぅ」





勝手に進んでいく会話。
ぼんやりと、頭の中を通りすぎていく。
だけどなんでだろう。
嫌じゃ、ない。
気持ちいい、ことも。
彼等に触れられるのも、全然嫌じゃない。
むしろ。


「んな顔、すんなよ」
「ぇ」
「またすぐ、悦くしてやるから」
「ぇ、ち、が……っ」
「違うの?」

「……っ」



バサッて。
Tシャツを脱げば、鍛え上げられた無駄のない筋肉質な、裸体。
どこに脂肪がついてるんだろう、なんて錯覚しちゃうくらいに、キレイな身体。
腕なんか、血管浮き出てて。
別にフェチなわけでもないけど、思わず生唾が喉を通り抜けていく。


「気持ちいいの、嫌い?」
「じゃ、ない……」
「ん、ちゃんと言えるじゃん」


ほんとにその笑顔、反則。
アメとムチ?
簡単に使い分けられちゃってる自分が情けない。



「そこ、手ついて立ってろ」
「ぇ、え?」
「透の出したの、全部掻き出す」

「え?」

「……なんか、ムカつくから」


や、でも。
そこ、って、鏡?


「早く」
「や、でも……」



「じゃ、したいようにするから」

「ぇ、や、あの……っ、きゃぁあんっっ」


背中を壁に預けたまま。
いきなり乱雑に入ってきたのは、2本の指、で。
言葉のとーりに、掻き出すようにバラバラに動く。
子宮の奥まで抉るようにグリグリとかき回したかと思えば。そのまま膣内を押し広げるように2本の指先はまるで生き物のように動きまわるのだ。


「ふ、んぅ、ふぅ」


浴室のせいか良く響く自分の声が恥ずかしくて、咄嗟に両手で口を塞いだ。
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