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OFF took the right road

第7章 Chapter 7


バッターは戸惑いながら口を開いた

「…何をした?」

何をしたかって?自分もよくわからないのによくわからないのに答えられるはずないだろう!
そう思いながら横たわっているエルセンを見た

スースーと寝息をたてているところを見るとどうやら生きているようだ

「ああそう言えば…今言うのもはおかしいんだけれど」

「なんだ」

「赤い糸、外してくれませんか?」

バッターは少し驚いた後「誰に聞いた」と声を低くして言った
やっぱり赤い糸はバッターが持っていたんだ

「いいから外して、もしくは私に寄越して」

「ダメだ」

「どうして?そもそも赤い糸にどんな効果があるの?」

「俺にはプレイヤーが必要なんだ…」

都合の悪い質問を無視するバッターにいらだちを覚え、しつこく質問する
その度にバッターは「離れたくない」だの「これが無いと俺は生きていけない」だのバカげたことを言う

まるでスマホを手放したくない子供みたいじゃないか
飽きれながらも糸を渡せと執拗以上に攻めていくとバッターはバットを地面に放り投げた

まさかの行動にビックリして口を閉じた

「ああ!クソ!どうして分かってくれないんだプレイヤーは!俺がいままでどんな気持ちで…」

「あれま?もしかして取り込み中だったのか?」

バッターが暴れているところを見てザッカリーが呟いた
いつから居たのか知らないけどお陰でバッターが落ち着きを取り戻した
ザッカリーは「奥に進んだところに居るオレに話しかけてもらったら買い物できるぜ」
と言って建物から出ていった

「…行くぞ」

バッターは何事もなかったようにバットを拾い、アドオンを引き連れてザッカリーの後を追って行った
バッターの温度差にビビりながら自分も後を追った

道を進むと何かの死体が消えかかっていた
バッターが浄化したのだろうと思い速足で先に進んだ

ザッカリーがニコニコとした表情で(仮面で見えないけど)待っていた

「こんちは、プレイヤー!調子どうよ?」

「まあまあ…かな」

「どうやら酷い目にあったみたいだけど元気だしていけよ?
まあ、あんたがこれくらいのことでへこたれるとは思ってないんだけどさ」

相変わらずの態度に溜息が出た

「で、あんたは何か話したそうにしてるけど何を話してくれるんだい?」


ザッカリーは変わらない笑みでこちらの様子を窺っていた
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