第6章 Chapter 6
デーダンは亡霊たちを見て一気に怒りを爆発させた
さきほどの落ち込み様はどこかへ行ったようで、今は怒りに支配されていた
「救いようのねェマヌケどもめ!失せろ!」
手で亡霊を掴むとそのまま握り潰して殺めていた
背中にプレイヤーを隠しながら一体、一体と確実に消していく
その奥でバッターがオフィスに入ってきたがデーダンは怒りで必死なのか気が付いていなかった
「ここは俺のゾーンだ!テメエらがいていい道理はねえんだよ!
俺の前から失せやがれ、このクソッタレたユーレイども!」
そして最後の一体を潰して肩を大きくゆらして息を吐いていた
落ち着きを戻した頃バッターという存在に気付く
「…テメエ!!!テメエだ、テメエがこの厄介事どもの元凶なんだ!
このユーレイの親玉野郎が!
俺の愛するゾーンに、ずっと目ェつけてやがったんだろう!
何が望みだってんだ?なんだって俺をイラつかせやがるんだ?
俺ァここに生涯の全てを捧げてる!
テメエにも、テメエのクソッタレたユーレイどもにも、俺のゾーンを台無しにする道理なんぞねェんだよ!!」
「失せやがれ!!!」最後の言葉まで息継ぎををせず言い切った
バッターはそんなデーダンに一言「お前は誤解をしている」と言った
「俺は亡霊じゃない 浄化する者だ
実体のない者どもを粛清し、世界を浄化するために来た」
その返事が感に触ったのかデーダンは一気にキレた
「ンだよ、その返事は?
よくもまあ俺の前で、ンなクソみてェな思いつきを言えたもんだ…
よく聞きやがれ」
「事を簡単にしてやるよ。
テメエは、その忌々しい亡霊どもと一緒にゾーンから出て行く」
「そうしねェってんなら、俺はテメエをぶっ殺す
これでスッキリ解決といこうじゃねェか
もしもう一度俺の前に現れやがったら…」
「命はねえと思え」
デーダンは大声で言い放つと姿を消した
バッターはとくに興味を持たず、プレイヤーの元へ寄った
「遠くに行くなと言っただろう」
「ごめ…あれ?なんで動けてんの?」
「…浄化しに行くぞ」
バッターは質問を無視して扉から出て行った
もしかして嘘ついてたんじゃないんでしょうねあの浄化者…
疑心暗鬼になりながらバッターを追った
追いかけている中、デーダンと戦うことを思い出した
バッターにデーダンを浄化しないよう説得させるには骨が折れそうだ
