第5章 Chapter 5
道形に進むと黄色いキューブが浮いている空間に出た
確かここはバッターが…
「堕落した子らよ、姿を見せろ!
俺は許しの代弁者 お前たちの痛ましい姿を滅ぼしに来た」
生で聞くと余計にイタいセリフだなあと思っているとバッターの周りに亡霊が次々と現れた
運が良かったのか、私の元には亡霊は来なかった
バッター謎にヘイトが高くない?
「…裁きを受ける覚悟はいいか」
バッターはバットを強く握りしめた
そしてそのまま大きく振りかぶった
戦闘は素早く終わった
バッターはバットで殴り、アドオンは体当たりで亡霊たちを消し去っていった
バットは血まみれなのに服には一切血がついてないのが不思議だ
「…この”アド-オン”は俺の味方なのか…
…使えるな 他の坑道も浄化しに行くぞ」
バッターは血まみれのアドオンをみて静かに呟いた
その後はとくに問題もなく浄化をしていった
そして固く閉じられたドアにたどり着いた
「内側からカギが掛かってるようだ」
「あっ…ここは別に調べなくても…」
確かここは怯えるエルセンたちが隠れている場所だったような…
流石に可哀想だから入るのはやめよう…と考えているうちにバッターは辺りを探索してランプの下にスイッチがあることに気が付いた
「ランプの下に妙なスイッチがあるな…」
慌てて止めに入るが時すでに遅く、ドアが開く音がした
ドアを開けるとバッターはずんずんと容赦なく進んでいき箱を漁っていた
中に居たエルセン達は突然入ってきた私達に驚いていたが直ぐにハッとして怒りだした
「外部のやつがメインの坑道に入るのは規則で禁じられているんだぞ!出てけ!」
「なんでドアを開けたんだ?亡霊たちが襲ってきちゃうじゃないか!
出てけ!はやく出てけ!」
もう一人のエルセンはバッターが最後の食料を持って行ったのを見て顔を青ざめた
「ぼ、ぼくたちの食料…ひどい!持っていくなんてあんまりだ!」
バッターは無視して部屋から出ていった
残された私は周りの恨み辛みな目を向けられて慌てて部屋から出た
「バッターさん、彼らの食料を返してあげてください
流石に可哀想じゃないですか?彼らの最後の食べ物だっていうのに」
バッターは特に何か言うわけでもなくめんどくさそうにこちらを見た
暫くの間いろいろと文句を言ってみたが、結局はバッターの圧に負けて私は口を噤んだ
