• テキストサイズ

【FHQ】勇者の物語

第10章 工業の街



「ゔえぇっ!げっほげっほ!」
「おい大丈夫かヒナタ。そんな咳したら、喉やられるぞ」
「ゔぃっす」

馬車を駐在所に置いて、街を歩く。

イワイズミさんにおんぶされている俺は、煙を吸いやすい。

「……あれ?」
「ケンマ?どうしたの?」

急に足を止めたケンマが辺りをキョロキョロと見回す。

「アオネは?」

言われてみると、いない。

「アオネさん!?まさか迷子!?」
「お前じゃねぇから大丈夫だろ。先に宿探す」

俺の心配を他所に、イワイズミさんは進んでいく。
カゲヤマもケンマも異議はないようだ。

アオネさん、どこ行っちゃったの?

/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp