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また、恋してくれますか。

第2章 〜会いたい〜


桜奈は、恋に対して特別な
想いを持っていた。

だから詩織が『彼氏が欲しい!』と
言っても、正直、あまり興味もなく
好きと言う感覚もよく分からなかった。

桜奈は、時空を超え戦国時代で
信長の妻となった栞の妹なのだ。

幼い頃から姉の話を
お伽話のように母から聞いて育った。

時空を超えるなんて、あり得ないと
失笑されてしまう話だが

佐助の末裔でもある父もまた
ワームホールの研究者だった為

時空を超える事例がある事は
父からも聞いていた。

姉が時を超え、信長の妻になったことを
自然と受け入れて信じていたのだ。

特に自分と同じ名前の家康の妻だった桜奈に
シンパシーを感じ、許嫁でもあった家康と
ちゃんと恋をして奥さんになったのか?

それとも許嫁だったから仕方なくだけで
結婚したのだろうか?

名前が同じと言うだけで興味を
持った家康と奥さんの歴史。

けれど、調べて行くうちに
いつの間にか徳川家康の
大ファンになっていたのだ。

まるで、自分と家康の奥さんを
重ねるように、恋に恋していたのだった。
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