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【コナン・まじ快】薔薇を食べる【工藤新一・黒羽快斗】

第4章 5月


圧迫感がゾクゾクと快感を巡らせる。僅かに動くだけでそれは堪らない快感だった。
快斗の右手が私の胸に触れる。左は腰を抱いて、ピッタリと体がくっついてなんだかドキドキする。
適度に鍛えている快斗の体はとても逞しくて、いつものように優しくてキザで可愛い一面がある快斗とは別人みたいで、私を見る目が男のそれでどうしようもなく笑みが零れた。
私より目線が少し上くらいだったのに、大学に上がってから遅れた成長期みたいに身長が伸びて今じゃ隣に立てば頭一個分差がある。
新ちゃんも少し伸びた、2人を見上げること、背伸びしてキスをする事が当たり前になって、でもこうしてセックスする時…特に対面座位をしてる時はグッと目線が近くなるから好きだ。

「ん、動いていい?」

動きたくて仕方ないくせに聞いてくるなんて、と内心笑いながら頷く。それに、逆上せそう…まぁ逆上せたら快斗に介抱して貰おうそうしようと思考を巡らせてると湯船が波と音を立てる。苦しさすら感じる圧迫感が脳を溶かしてしまうんじゃないかという快感を連れてきて体を反らせた。

「あっ…やあぁぁぁっ!」
「ぬるぬる…相変わらず感度良好。普段と違う場所だから興奮してる?」
「ちがっ…あ、だめっ!そこ、だめ」
「ん〜?」

胸に触れる手がグリッと胸の頂を押し、ナカにある快斗のが私のいい所を的確に突き上げてくる。そして、先端まで抜いたと思ったら根元まで一気に挿入した。声にならない声を上げて、一瞬息が詰まって吐き出すと共に快斗の首に縋るように抱きつくと首に彼の唇の感触がしたかと思えばガリッと首の根元を噛まれた。

「今のでイッた?」
「――――っ!!」
「噛まれてイっちまうなんて、とんだ変態だな。たまんねぇ」

ジンジンと噛まれた所が熱を持ってヒリヒリとする。あぁ、これ絶対歯型が残ってる。痛いのに、体の痙攣が止まらない。思いっきり突かれた瞬間からイキっぱなしだ。痛いはずなのに、気持ちいいのが止まらない。

「かいと…」
「目ぇ蕩けてるぜ、かわいーなー桃」
「んんっ…かいと、もっと噛んで?」
「…っ」

額を合わせて愛おしそうに私を見つめた快斗に私は強請った。もっとキスして、もっと噛んで、私だけの快斗を見せて欲しいと目で訴えると後頭部に手が回って唇が重なった。
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