第4章 血に染まった手
私は泣き崩れた。
優美:「そんな....嫌だ...」
幸村:「泣くな。それが変えられない忍の運命というものなのだろう。」
信玄:「それにしても伊賀と甲賀が対立か.....。行ってみるか」
幸村:「は!」
優美:「私も連れて行ってくれませんか?才蔵さんも心配だし..」
信玄:「あぁ、こい」
そして、3人で伊賀の里まで行った。
すると、徐々に金属がなる音がする
カキン!!
キン!!
才蔵さんは...あそこにいる!!
敵をものともせずに....凄い...
葵ちゃんは....そこにいた!
女の子なのに...凄い...
皆、服が血に染まっていた
その時、私の後ろから甲賀の忍が出てきて
私を刺そうとする
優美:「!!」
めを瞑り、痛みを覚悟した。だが、衝撃はこない
カキン!
優美:「?」
恐る恐る目を開けると愛しい人の背中があった
優美:「才蔵さん..」
才蔵:「全く、なにやってんの」
優美:「すみません」
才蔵:「いいから、そこに隠れてなよ」
そして、戻って行ってしまう。
すると、甲賀の忍の勢いがだんだん弱ってきた。
優美:「才蔵さん!頑張ってください!!」
思わず応援してしまう
すると、全員に注目されてしまった
あ....やっちゃった....
すると、チャンスだと思った甲賀の忍が私に襲いかかってくる。
才蔵:「全く....なにやってんの」
優美:「すみません...」
才蔵:「まぁ、いいや。一気に片付けるよ」
そして、一気に倒していった。
才蔵:「これで、終わりかな」
葵:「......」
やっぱり才蔵さんは凄い..
チラッと葵ちゃんを見ると可愛い顔に生々しい血がついていて瞳に闇を宿していた。
葵:「.....これで任務完了」
才蔵:「ありがとさん」
葵:「.....じゃあ」
そして、闇の中に消えて行ってしまった
才蔵:「帰るよ」
優美:「は、はい!」