第7章 未来
将来、のんのと伶斗がお互いに惹かれ両想いになり、付き合い、結婚して、子供が生まれることは、誰も知らない。
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約10年後
「あーぅ。あ。」
バッサバッサ。
「あー!!!ティッシュ、ぐちゃぐちゃにしないでぇ…。」
のんのは好奇心旺盛な娘がぐちゃぐちゃにしたティッシュを見て肩を落とす。
「まだ朝なのに…。うぅ。」
「大丈夫か?」
伶斗はのんのの顔を見るなり、ぎょっとする。
また、泣いていたのだ。
このように、のんのは家庭でも振り回されてばっかりの毎日を送っているが、嫌だとは思わない。
それは、いつも守ってくれる人、大好きな人がいるから。
「伶斗」
「ありがとう。大好き。」
終わり