• テキストサイズ

それいけ信玄さま! *イケ戦*

第10章 しろくろ *後編*



コトン、パチン、パチン、パチン、パチン、パチン

……コトン、パチン、パチン、パチン


「そこまで」


最後の一手を光秀さんが置き、ひっくり返したところで勝負がついた。盤面を見る限り、やっぱり微妙な勝敗だ。


「それでは、それぞれ駒を回収しながら数えてください。駒の多い方が勝ちです」


お互い、ひぃふぅみぃと数えながら、順調に駒を回収していく。


「数え終わりましたね。では、太郎さん」

「俺は三十だった」

「十兵衛さん」

「三十四」

「負けたかぁ。なぁ、もう一戦やらないか?」


オセロがお気に召したのか、十兵衛さん相手に二回戦目が始まった。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp